親子のニーズに応える「子ども食堂」

寄稿者:池田 茂(富山県、新湊中央ロータリークラブ会長)

わがクラブ25周年の記念事業として立ち上げた「いみず子ども食堂」DSC_0222では、毎月第一と第三土曜日に昼食の無料提供をしています。

近年話題になっている格差社会、相対的貧困、貧困の連鎖、等への取り組みを探っていたところ、家で寂しく一人で食事をしている子どもがいることを知りました。そして、そんな子どもたちを応援している「おたや子ども食堂」が高岡にあることも知りました。

早速有志で見学に行き、代表者から今までの苦労話、現状、今後の課題などを伺いました。「ぜひ新湊で子ども食堂を立ち上げてください。もっともっと子ども食堂が増えてほしい」「やればできますよ、ロータリーさんならなおさらのこと」と励まされ、子育て中の家庭を助け、子育てのしやすい社会にするための奉仕をすることになりました。

それからの準備が大変でした。仕事を持っている男が主体となって活動するには、ハードルが高すぎます。継続して貸してもらえる場所探しも難航しました。地域へのPRも試行錯誤しました。またこのような需要がどれくらいあるかの確信も揺らぎました。しかし幸いにも、当クラブの事務局員や会員の御夫人たちが積極的に関わってくれ、現役をリタイヤした会長夫婦も本腰を入れてくれたおかげで、問題は次々と解決していきました。

まず会員からの寄付金が集まり、会員以外の方からも寄付金をいただきました。また会員、一般の方、食料品店などから食材の提供を受けることができました。場所は地域の公民館が快く提供してくださり、町内全所帯に回覧板を回していただきました。「ボランティアをしたいので手伝わせてください」と、スタッフもだんだん増えてきています。

Kids eatery 2今は子どもたちも40人ほどリピーターがいて、「おいしい、おいしい」「友達と一緒に食べられて楽しい」と喜んでくれています。また子育て中のお母さん方からは、「休みの日にお昼付きで子どもの面倒を見てくれるので、その間に家事ができて助かる」「家ではあまり食べてくれないものも、たくさん食べてくれる」など、喜びの声をいただいています。

見学に来た小学校の校長先生のお話では、以前は公民館に児童の遊び場があり、安心して子育てできたとのこと。共稼ぎのお母さんからは「宿題もできるような子どもの集会所があれば助かる」とのご意見もいただきました。これに応えるための今後の課題として、食後も夕方まで遊ばせたり、宿題など少し勉強をさせてあげられるよう、スタッフをそろえて真に地域に感謝される奉仕をすることです。また「ボランティアをしたいが何をしたらいいか分からない」「主体にはなれないが、お手伝いはしたい」という高齢者がたくさんおられることが分かりました。そんな方のネットワークを作ってあげることも、今後の奉仕として大切だと考えています。

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親子のニーズに応える「子ども食堂」」への1件のフィードバック

  1. 大変素晴らしい活動と思いました。私は子供をみてくれる、先生、親以外の第三者の目が必要と思っておりました。子供は地域の宝であり、社会の宝ですね、大事に見守るこの活動を続けていってくださいませ。

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