イタリアの伝統ある鋳造所から ロータリー財団100年を祝って

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寄稿者:Francesco Bruno(国際ロータリースタッフ)
写真:Danilo Di Nucci

未来へとつながる秘密の扉を探すには空想力を使うしかありませんが、歴史への扉はふさわしい場所にふさわしい時にいるだけで手に届くことがあります。イタリアの山の上の町アニョーネにあるマリネッリ鋳造所の大きな木の扉を開くと、瞬く間に時代を遡ったような気持ちになります。私が目にしている光景は、1000年前に私のご先祖様が見ていた光景かもしれないのです。

膝ほどの深さの穴の中で、4人の職人が黙々と円になって直径10インチ(25cm)の木の底が付いた棒と足で地面を踏み固めており、細かな土煙が舞い上がっていました。

3月半ばのことで、建物の外では冠雪した山から吹き下ろす風によってまだまだ冷え込んでいましたが、鋳造所内の熱は急速に高まっていました。ロータリー財団100周年記念の鐘を鋳造する日が近づいていたからです。

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マリネッリ家はおよそ1000年にわたって鐘の鋳造に携わっており、今も火を使った伝統的な鋳造法で手作りの鋳物を生産しています。

ベル(bell)という言葉の語源は古代の火の神で「神または支配者」を意味するバアル(Baal)であると言われています。時代や国を問わず、鐘は普遍的な象徴であり、メッセージを伝える手段や行動を起こす合図として、あるいは警鐘や時の鐘として生活に根付いています。およそ1世紀にわたり、ロータリークラブでは例会の開始と終了を告げるため点鐘を鳴らしています。これは秩序と規律の象徴でもあります。

世界的に有名なマリネッリ鋳造所は、教皇紋章の使用を許された唯一の鋳造所です。当主であるアルマンドとパスクワーレのマリネッリ兄弟はロータリアンでもあり、ロータリーに対する熱意と親愛からロータリー財団100周年の記念に重さ110ポンド(約50 kg)の鐘を鋳造して寄贈しました。装飾を施した光り輝く大きなブロンズの鐘は、2005年に国際ロータリーの100周年に寄贈され、現在はエバンストンのロータリー世界本部に展示されている鐘と似ています。財団に寄贈された新しい鐘は、ロータリー財団の100年の歴史を物語る絵柄、ロゴ、言葉で飾られています。

この象徴的な鐘を国外へと送り出してくださったイタリアのすべてのロータリークラブと地区の皆さんに厚く御礼申し上げます。無事アメリカに到着したこの鐘は、2017年アトランタ国際大会の開会式のセンターステージに鎮座し、「世界でよいこと」をする次の100年の幕開けを告げる音を響かせます。

ロータリー国際大会の話題は、FacebookTwitterでもお届けしています(ハッシュタグ「#Rotary17」)。

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