ロータリーボイス

創造的な理科教育で教育格差を縮める

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寄稿者:ポーリン・リャン(台北北安ロータリークラブ会員・第3520地区パストガバナー)

4年前の春の雨の日、私は数人の若い教師たちと台湾の教育制度について話していました。国は12歳までの子どもへの無償教育を拡大しようとしており、私は非識字を減らすのにいい政策だと思っていました。

しかし、その教師たちはリソースが少なく競争力を保つのが難しい遠隔地の学校への影響を心配していました。そういった学校の子どもたちは、大学や短大に入るのに必要な課外学習を受けていないのだと言っていました。

2014年1月、児童福利連盟の報告書で、都市部と農村地域の大きな格差が指摘されました。遠隔地のリソース不足が、多くが先住民族である子どもたちの成績不振につながっていたのです。子どもたちは勉強についていくことができず、約4分の1が小学校で中退を考えます。こうした地域で貧困をなくすために、基礎教育を改善するのは極めて重要と思われました。

私たちはロータリアンとして支援のために何ができるかを話し合いました。私たち教育専門家チームは、子どもたちがもっとも苦手とする理科の基礎的な理解を深め、もっとおもしろい授業にすべきだと方針を決めました。子どもたちが勉強を高校まで続け、大学も目指せるよう、これを小学校の時期に行うことが大切でした。

調査の中で、台湾の国家科学委員会が、子どもの創造性を高めるだけでなく、理科教育をもっとおもしろく実用的にする創造的な手段を利用するよう中華創造的教育協会と協力していることがわかりました。これこそ私たちが必要なものです。

私たちは、プロジェクトを持続可能にするため、この創造的な理科のアプローチを専門とする教師を派遣し、将来にわたり授業を続けていけるよう地元教師の訓練を行います。

台北北安ロータリークラブは、2013年のグローバル補助金に申請しました。他のロータリークラブも韓国の地区とともに参加しました。

子どもたちが勉強を楽しみ、自分の手を使って簡単な機械やレバー、車輪、車軸、ギア、滑車やエネルギーといった科学の基礎理論を学んだときの彼らのすばらしい笑顔は、私たちがしていることの正しさを物語っていました。これはまだ始まりにすぎないことを、私たちは自覚しました。

3年間で、ロータリー財団の補助金を利用して20校を支援しました。今年で4年目に入り、さらに多くの学校を支援していきます。この3年間に援助国側パートナーとしてDDF(地区財団活動資金)を出してくれた第3600地区と第3700地区のおかげで、すばらしい支援プログラムを続けてくることができました。今後もより多くの遠隔地の学校と子どもたちの未来を助けていくことができるでしょう。

ロータリー財団への私たちの寄付は、「世界でよいこと」を実行し、将来の世代への奉仕に必ずつながっていくと、私たちは確信しています。

(※この記事は、ロータリーのブログ「Rotary Voices」に掲載された英語の記事からの翻訳です。)

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