視覚障害を乗り越えてネパール初の青少年交換留学生に

寄稿者:シーマ・タマン(ネパール、カトマンズからのロータリー青少年交換留学生)

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フェイスペイントをしてもらうシーマさん

2016年から2017年にかけての1年間、私はネパールから初のロータリー青少年交換学生としてアメリカに留学しました。視覚障害で目が見えない私にとって、ネパールとは何もかも違うアメリカでの生活は、とても不安でした。母国では姉妹や寮の友だちと同じ部屋で寝起きする生活でしたが、ホストファミリーの家では自分の部屋がありました。

最初のホストファミリーはローゼスさん一家で、次はカムラズさん一家でした。大きな家に住むのは初めてで、わくわくしました。安全に動き回れるよう、まずは家中すべての部屋を探検し、どこに何があるかの感覚をつかむことにしました。今思い出すと可笑しいのは、到着したばかりの頃、ネパールのようにトイレを流す水が入ったバケツはどこにあるのかと、ホストファミリーのお母さんに尋ねたことです。

そんな異国での生活にもあっという間に慣れ、貴重な経験を重ねながら、多くの意味で人間として成長できました。

皿洗いも手間いらず

ネパールでは食器は手洗い。食器洗い機は使ったことがありません。家事を手伝うために、食器洗い機の棚に食器を詰めたり出したりする方法をすぐに覚えました。洗濯機と乾燥機を使うのも初めてでしたが、ホストファミリーがボタンやスイッチに点字をつけてくれたおかげで、使い方を覚えることができました。

英語力もぐんとアップし、簡単に会話に参加したり、友だちも作れるようになりました。その場の状況に自分を合わせていくことで、新しい能力が身につくのです。人前で話すことにも大分慣れました。

数えきれないほどの素晴らしい体験に恵まれました。雪そり、アイススケート、乗馬、ポップ音楽のコンサート、アメリカの祝日……。そんな中でも一番の思い出は、ベルビュー(ワシントン州)の警察署を訪れたことです。私の誕生日に突然、リサ警部がパトカーで迎えにきて、警察署に連れていってくれました。そこで、警官のバイクに試乗したり、ダミー人形を相手に護身術を習ったり、留置場の中を体験したりしました。

制服なし・週休2日
学校で驚いたのは、制服がないこと、授業を選択できること、休み時間に教室を移動しなければならないこと、週に2日休みがあることです(ネパールの学校で休みは土曜だけ)。目が見えない私を誘導するよう先生がクラスメートに頼んでくれたおかげで、素晴らしい友だちができました。

青少年交換は、それまでとは違う考え方を学べる素晴らしいチャンスです。ほかの交換留学生への私からのアドバイスは、新しい考え方を学び、自信をつけ、人間として成長するために、心を開いて何でも挑戦することです。

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シーマ・タマンさん(左から3番目)とロータリー青少年交換留学生たち

(※この記事はブログサイトRotary Voicesに掲載された英語の記事からの翻訳です。)

【関連情報】
>> ロータリー青少年交換
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