台湾での水質改善プロジェクト

3月22日は「世界水の日」です。ロータリーでは、「水と衛生」が重点分野の一つとなっており、世界中のロータリアンが安全な水や衛生設備・教育を提供するなど、水に関わる幅広い活動を実施しています。今回は、日本のクラブがお隣の国、台湾で実施中の水質改善プロジェクトについてご紹介します。

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花蓮県政府の担当者の方と

寄稿者:山内盛利/森 直基(広島北ロータリークラブ)

台湾東部、海岸山脈の麓にある花蓮県寿豊郷米桟村は豊富な湧水を水源としています。花蓮県政府は米桟村に、その少ない予算の中から簡易的な取水システムと貯水タンクを設置していました。しかし、度重なる台風や春季豪雨により岩や土砂が流出堆積して、貴重な水源の取水口は度々破壊されてきました。

その結果、現在取水システムは機能不全に陥り、貯水タンクに水は無く、米桟村の8地区、約300名の住民への水供給は止まった状態となっています。これは住民の基本的生活へ重大な影響を及ぼすと共に、若者の流失や過疎化にもつながり、農業をはじめとする村の産業発展の決定的な阻害要因となっています。

このような米桟村の現状に対して、広島北ロータリークラブ、台北松山ロータリークラブ、花蓮中区ロータリークラブ、広島陵北ロータリークラブが合同で現地調査を行い、切迫したニーズがあることを確認。4つのロータリークラブの合同プロジェクトとして抜本的な取水設備改善計画を立案、実施することにしました。当計画立案に際しての最大のポイントは、若者の定着とそれに伴う米桟村の産業発展に繋げることです。

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これまで使用されていた取水設備

また、計画立案に際しては、本プロジェクトを継続可能なものとすべく、実施国ホストクラブである台北松山ロータリークラブと現地に最も近い共同提唱クラブの花蓮中区ロータリークラブが中心となって花蓮県政府の協力を仰ぎ、取水設備完成後の住民主体のメンテナンスおよびそのためのトレーニングを実施する仕組みを作りました。

さらに当プロジェクトに住民が主体的に関われるよう、「米桟村発展協会」を立ち上げ、村長を理事長に任命し、積極的にこのプロジェクトに関わっていただく仕組みを構築しました。またこれらに並行して、良質な水源確保を目的に、水質調査を正修科技大学にお願いすると共に、効率的工事推進のために現地工事業者を花蓮中区ロータリークラブより推薦していただき、実施国の2つのロータリークラブが主体となって業者選定を行いました。

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取水設備の完成予定図

現在は、5月15日の完成予定に向けて工事を急いでいる最中です。このプロジェクト成功の暁には、住民にクリーンで十分な水が安定的に供給され、当初の目的である若者の定着並びに産業発展に結び付くことを願ってやみません。

当プロジェクトは、広島北ロータリークラブの50周年記念事業として立案しております。現地の住民にとっても私たちのクラブにとっても、末永く思い出に残る有意義な事業となることを期待しています。

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