新型コロナウイルス流行を強く生き抜くための「回復力」の科学

寄稿者:ジェニー・ストッツ(ロータリー第6690地区会員増強委員長)

Jenny Stotts 137

ジェニー・ストッツさん

回復力(Resilience)とは、逆境においても、その状況に適応していくプロセスのことです。人間は衝撃的な出来事やストレスの強い場面に直面すると、脳が多数の神経経路を活性化させ、身体を守る仕組みになっています。このような生物学的プロセスのおかげで、私たちは健康を保っています。そして人はこのような出来事を乗り越えることで成長して変わることができ、また強くなれるのです。

現在、多くの人が新型コロナウイルスのパンデミックという現実に直面しながら日々を送っています。幸いなことに、回復力を大きくする方法がいくつかあります。今回の新型コロナウイルスの流行は、皆が一丸となってロータリアンやクラブの回復力を養い育むことで、 続きを読む

コロナウイルスに打ち勝つための3原則

寄稿者:ジョー・オティン(ロータリー第9212地区ガバナー)

hand washing in east africa私たちの人生で世界が一転するほどの決定的な瞬間があるとすれば、まさに今がそれに当たります。人類の運命を世界的に変えた第二次世界大戦を生き抜いてきた方々が、私たちの一つ前の世代でした。歴史上、先人たちは耐え難い経済崩壊や壊滅的な武力紛争、気候の大変動など、絶望や死、破滅をもたらす衝撃的な出来事に直面してきました。

このような過去の出来事は、私たちが行動方法を見直し、既存の制度を再構築し、生き方を変えるきっかけとなってきました。 続きを読む

新型コロナウイルス流行の中でロータリーに参加しつづける方法

ロータリーは人と人とのつながりを礎としています。でも、新型コロナウイルスの影響で例会や行事ができない、親睦や奉仕の活動ができない、という方も多いでしょう。今回は、オンラインを通じてさまざまな方法でロータリーに参加し続ける方法をご紹介します。

Canva - nullオンライン会議ツールを活用
新型コロナウイルスでテレワーク(在宅勤務)をする人が多くなり、最近メディアでも話題となっているのがオンライン会議ツールです。 続きを読む

ポリオ根絶 次はパキスタン

寄稿者:大和 豊子(岡山南ロータリークラブ、チームポリオジャパン)

Pakistan NID photo_2GPEI(世界ポリオ根絶推進活動)から毎週報告される野生株ポリオ発症数は、2018年の33例(パキスタン12例、アフガニスタン21例)と比べて、2019年は173例(パキスタン144例、アフガニスタン29例)とパキスタンで爆発的増加を示しています(2020年2月4日現在)。2020年にも新たな症例が報告されており、非常に厳しい現実です。

Pakistan NID photo_7 1月のポリオのデータ(クリックして拡大)

2019年12月、パキスタンのNIDs(全国予防接種日)に2日間参加した私たち「チームポリオジャパン」の13人は、現地のロータリアンから「2020年の発症を0にする」という意気込みを聞いたばかりでした。 続きを読む

ポリオサバイバーとして ロータリアンとして

寄稿者:小林 操(国際ロータリー第2770地区ガバナー、2019-20年度)

給食トリミング

おいしそうに給食を食べる小林少年

ポリオに罹患して
ロータリー生活の中、自分自身がポリオ(小児まひ)サバイバーであり、いつかは自分の思いを行動に移せれば、と思ってきた私にとって、地区のリーダーになって、いよいよその機会をいただけたことは本当にありがたいことです。

ロータリーは、世界ポリオ根絶推進活動(GPEIを中心に、三〇余年にわたってポリオ根絶活動を行ってきました。その実績は、世界で数十万件だった野生株の症例数が今では2桁に減り、しかもポリオ常在国が世界で2カ国になるところまできたことに示されています。長引く根絶活動から、ロータリアンの中には「根絶は無理」「他にプログラムがある」といった意見もありましたが、世界への約束は必ず守る、という信念の下、私たちは粘り強く活動を続けています。

ポリオは、今では紛争地域に残る感染症という感覚ですが、ワクチン投与が広まる以前は、日本でも多くの人が感染していました。 続きを読む

ポリオ vs 天然痘

以下のインタビューは、GPEI(世界ポリオ根絶推進活動)のウェブサイトの記事から一部を抜粋したものです。ポリオと天然痘の違いに関して、専門家であるデイビッド・ヘイマン氏とのインタビューを紹介しています。同氏はこれまでに、ポリオと天然痘のほかにも、SARS(重症急性呼吸器症候群)、エボラ出血熱、ジカウイルス、HIV、マラリア、はしかへの対策にも取り組んできました。現在は、ロンドン大学 続きを読む

いつまでも教育者として

Dr. Ella Lacy. 1 June 2019, Hamburg, Germany.

エラ・レイシーさん。2019年6月1日、ハンブルグ(ドイツ)にて。

エラ・フィリップス・レイシーさん
カーボンデール・ロータリークラブ(米国イリノイ州)会員

私は22年間、南イリノイ大学医学部で教鞭を執りました。専門は保健教育で、博士号をもっています。1994年の終わりに退職した私は、平和部隊に参加しました。私にとってこれは大きな転機でしたが、引退した人には素晴らしい機会だと思います。自分が慣れ親しんだ文化と違うマラウイのような国で仕事をするだけでも、貴重な人生経験です。大学卒業時に「必要なことはすべて学んだ」と思いがちですが、まだ学べることはあるのです。 続きを読む