第二の人生を平和活動に捧げる

~川妻二郎氏(東京米山友愛ロータリークラブ会員)とのインタビュー

Kawatsuma原爆で家族や親せきを亡くし、戦後に広島で事業人として一途に働いてきた川妻二郎さん。事業を引退し、現在は東京暮らし。バンクーバーでの平和会議から帰国した翌日のインタビューだったにもかかわらず、身を乗り出し、生き生きとお話しする姿は、とても91歳とは思えません。思わず「お元気の秘訣は?」とお聞きすると、「第二の人生で生まれ変わったから」と冗談っぽく語ります。東京に上京して以来、会員平均年齢が30代だった東京米山友愛ロータリークラブに入会し、若い会員たちと和やかに歓談する姿が印象的です。

『The Rotarian』誌の今年1月号(『ロータリーの友』誌2月号)には、川妻さんの原爆体験を記した記事が掲載されました。そんな川妻さんに、広島での事業人しての人生、そして東京での平和活動家としての第二の人生にいたった経緯についてお話を伺いました。 続きを読む

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広島への旅:「記憶」について考える

寄稿者:ロレーナ・ロドリゲス(ロータリー平和フェロー、国際基督教大学) 

Lorena Hiroshima 2去る3月、国際基督教大学のロータリー平和フェローである私たちは、広島を訪れる機会に恵まれました。東京のホスト地区と広島ロータリークラブによる計らいのおかげで、1945年に投下された原爆を生き延びた方と会ったり、広島平和記念公園と資料館を訪れることができました。広島では、数多くのストーリーが、写真、絵画、慰霊碑、詩、そして被爆した人間以外の生物たち(例えば被爆樹木)など、さまざまな形で語られています。これらのストーリーは、「記憶」と「平和」という私の主なテーマについて、これまでとは違う視点で考えるきっかけを与えてくれました。

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バンクーバーでのRI会長主催平和会議に参加して

寄稿者:中前 緑(東京米山ロータリーEクラブ2750、香港在住)

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分科会の様子

今年2月、私が参加している日米クラブ合同奉仕プロジェクト「Heiwa: Rotary Hiroshima Survivor Trees」チーム関係者が、カナダのバンクーバーで開催されたRI 会長主催平和会議に参加しました。私自身、RI会長主催平和会議には今回で2度目の参加で、バンクーバーは私が20代後半に過ごした懐かしい場所です。

この会議では、松井一實広島市長より川妻二郎パストガバナー(原爆体験者)に託されたビデオメッセージと記念品をお預かりし、広島から平和を願う心をお届けするという大切な役目がありました。会議実行委員会に挨拶に伺ったところ、一同が作業の手をとめ、日本から唯一の講演者である川妻パストガバナーを拍手で迎えていた光景は今でも忘れられません。松井市長はビデオの中で、163カ国7558都市が加盟中の平和首長会議の活動とその意義について語られ、ともに一体となって核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を目指していこうと呼びかけられました。
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平和の心を世界に広げる樹木

寄稿者:関 博子(東京米山友愛ロータリークラブ)

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Storrier Stearns 日本庭園に植えられた被爆樹木二世の椿

国際大会中の6月12日、アトランタにあるカーターセンターで、広島原爆を生き延びた被爆樹木二世のイチョウの正式な植樹が行われました。カーターセンターは、ノーベル平和賞受賞者カーター元米大統領により設立された施設です。

当日はあいにくの大雨で、当初予定していた屋外での植樹はなくなり、室内でのセレモニーとなりました。田中作次元会長も出席され、ジャーム会長やカーターセンターCEOが挨拶されたほか、広島出身の川妻二郎パストガバナーがスピーチされ、被爆樹木の証明書が贈呈されました。セレモニーの後には、雨の中、庭に植えられていた被爆樹木を各自見学しました。一般の方にも見ていただける緑の美しい庭園内にあります。 続きを読む